【梅花】梅花流創立65周年記念奉賛大会in福井



5月23日から26日にかけて平成29年度の梅花流全国奉賛大会が福井県で行われました。今年度は梅花流創立65周年記念となり、原点回帰をテーマに午前の部は式典を「サンドーム福井」を会場に行い、午後からは大本山永平寺様に拝登しての献詠が行われました。当宗務所では23日に管内を出発し、1日目は山中温泉を観光、2日目に式典・献詠に参加し、3日目には金沢を観光する行程となりました。

 

<1日目>山中座 演舞鑑賞

この度の大会では管内から72名の参加をいただきました。1日目は山中温泉内、山中座を見学させていただきました。芸妓さんによる山中節四季の舞をはじめ、さまざまな伝統芸能の数々に触れました

 

▲▼7時間のバス行程も皆さんずっと笑顔でした(^O^)


 


鑑賞後、山中温泉たわらやに到着。ゆっくりと温泉につかり翌日の本番に備えました。


<2日目>式典と献詠

朝7時に旅館を出発し、式典が行われるサンドーム福井へと向かいました。天気は若干の曇り空でしたが、皆様晴れ晴れとした顔で式典へと臨みました。

 

 

式典では講員物故者、阪神・淡路大震災23回忌、東日本大震災7回忌、熊本地震一周忌の追悼法要が厳修され、第3部では南こうせつ氏によるコンサートで梅花流の新曲「澄みわたる空」が発表されました。日々葛藤のなかで生きる私たちを励ましてくれるような素晴らしい曲でした。

コンサートでは「妹」や「神田川」なども聴かせていただきました

式典後、再びバスに乗り、永平寺様へと向かいました。この度は永平寺様のご厚意によって唐門からの拝登をさせていただくことができました。感動の光景を目に焼き付けながら一歩一歩回廊をのぼってまいりました。

 

▲▼唐門より山内へ

一段一段丁寧にのぼり、光明蔵にて説明をいただきました。

いよいよ献詠となり、緊張しながらも心をお唱えに集中させていきました。お唱えしたのは、『大本山永平寺第一番御詠歌』(渓声)です。献詠しながら前の週に行われた練習会での「渓声山色の偈」のお話を思い浮かべることができました。渓川の声はどれもがお釈迦様の説法であり、永平寺様でみたどの光景も「あゝ皆仏様の御姿であられるな」としみじみと感じられました。

 

献詠の後、道元禅師の御尊像と御霊骨が安置されている承陽殿ををお参りさせていただきました。講員さんからは「父ちゃん・・・」、「やりきりました」、「ありがとう」などの声がもれました。それぞれの思いを達成することができました。

それぞれの思いを胸にとどめ、しっとりとした雨と新緑の中、山門をあとにしました。

 

▲2日目の宿は山代温泉 湯のくに天祥、お疲れ様でした。

 

<3日目>ひがし茶屋街

最終日となる3日目はひがし茶屋を散策しました。金沢の文化に触れ、ショッピングなど金沢を満喫させていただきました。

 


▲▼大人気の金箔ソフトクリームでした。ごちそうさまでした。


<帰路にて>


 

▲R113

 

山形県第二宗務所内には強運の持ち主が多いようで、3日目の朝に激しく振っていた雨も金沢観光直前に晴れ、帰りの国道113号線では霧と夕焼けの素晴らしい景色に見送られました。ふとバスのなかで2日目の永平寺様での献詠を思いだし、まさに全てが仏の姿であることを感じながら帰ってまいりました。金沢では「ありがとう」のことを「あんやと」というそうです。まさにあんやと、感謝の旅となりました。皆様、おつかれさまでした。

 

来年度の梅花大会開催地は静岡です。

 

2017年05月28日